建物が出来上がるまでを見届ける仕事
たまに道端で、機械を覗いて何かを測っている人を見かけたことはありませんか?これが測量という仕事で、主にその場所にあるものの大きさや位置、土地の境界などを測っています。 それを建設現場に置き換えたのが「墨出し」という仕事。設計図に書いてある寸法や位置を、測量の機械と「墨壺(すみつぼ)」と呼ばれる道具を使って、現場に記していきます。この役目は建物を引き渡す直前まで行われるため、建物が出来上がるまでの過程を、間近で見届けられる貴重な仕事なのです。
自分の仕事が、そのまま形になる責任と充足感
自分の墨出しを目印に、さまざまな業者の方々が仕事に取り掛かります。そのため失敗はできず「合っていて当たり前」という高い結果が求められる仕事です。ですがその分、うまく仕事を進められて業者の方から信頼を得られたときの充足感は格別です♪
ハイテク機材を使用するなど日々変化のある現場
墨出しの仕事は、昔ながらの測量器や墨壺を使うだけではありません。レーザーでの墨出しや、約1000万円もの業務用3Dスキャナーを使うことも多々あります。新しいものを積極的に取り入れ、対応する力が必要とされる仕事です。